
|
三年ねたろう君のまち |
||
|
昔、長門の国は厚狭の里にものぐさな若者がいました。父親の庄屋さんは、村一番の金持ちでしたが、毎日毎日寝てばかりいるので、いつか村中のものに「寝太郎」を呼ばれ、物笑いの種にされていました。その寝太郎が、三年三月をまるまる寝て暮らし、ある日ひょっこり起き上がると、「おとっつあん、わらじでいっぱいの千石舟を用意しちょくれ」といいました。親ばかチャンリンの庄屋さんは、寝太郎の言いなりに用意してやりどこへ行くやも知れない千石船を見送りました。厚狭を船出した寝太郎は四十日たった明け方泥んこの擦り切れわらじをいっぱい積んで帰ってきました。「おとっつあん、大桶に水をはってくれ」またまた寝言のようなチンプンカンプンの寝太郎の頼みをこれまた親ばかチャンリンの庄屋さんはきいてやりました。泥んこのわらじを桶の水につけて洗います。きれいになったわらじは捨てても、泥水は大切に・・・。それから、そーっとそーっと桶の上水を捨てましょう。なんと!泥水の底には、ぴかぴかひかるやまもりの砂金が!寝太郎はこうして儲けた金で、厚狭川をせきとめ、大井手をこしらえ、灌漑用水路をつくりました。
疎水百選に選ばれた寝太郎堰
☆昭和46年に建立された寝太郎像
☆千町ヶ原のほぼ中央にあり、その開拓者=寝太郎を祭神として祀っている。昔、この一帯は葦の繁った沼地であった。この沼地がいつの頃、誰の力によって厚狭川をせきとめ、水門と水路をつくり千町ヶ原に灌漑用水路を引き、すばらしい美田に変えた。これは天保12年(1841)の風土注進案にある話である。この物語が幾多の創作まで織りこまれて一つの伝説が深くこの地に根をおろした。それが寝太郎物語である。 |
||
|
千石船の公園
わらじ公園 |
桶の公園
砂金の公園 |
ゆめ広場 |